8.GMATKING Editorを使った演習問題の編集

※ご注意
GMATKING Editor(以下、Editor)はGMATKING V3に付属するフリーソフトです。ユーザーはAS ISの状態で自己責任においてEditorを利用することができます。Editorによりデータが失われる事がありますので、作業前に必ずバックアップ(7章参照)を採取して下さい。データにEditorが与えたいかなる不利益もユーザーの責任となり、データのリストア作業はユーザーに作業責任があります。


  1. GMATKING Editorの起動

    [スタート]→[GMATKINGEditor]の順でクリックして起動します。試用版では「GMAT KING Editor started as trial mode」と表示され、編集内容の保存やインポート等の一部の機能に制限があります。データベースの競合を防ぐため、GMAT KINGと同時に起動しないで下さい。

  2. メインメニュー

    GMATKING Editorを起動すると下図のメインメニューが表示されます。


    各ボタンの説明
    @をクリックするとバージョン情報が表示されます。
    Aから編集した問題の種類を選択して、CのNextアイコンをクリックするとそれぞれの編集画面が表示されます。
    Bインポート機能を使う場合に使用します。
    DEditorを終了する時にクリックします。

  3. 問題の準備

    問題の準備作業はSC, CR, RC, PS, DSを問わず、Windowsに標準で入っているワードパッドで行います。PS, DSの数式表現はMS-WORDの数式エディタを使って編集します。


    フォント選択上のヒント
    使用するフォントは上図のように「Verdana」を使うと本試験に近いフォントになります。SC等で下線を引く箇所には下線を指定します。

    A〜Eの選択肢も同様に準備しておきます。

  4. 基本的な問題の編集作業

    問題の編集方法は基本的には全て同じです。ここではSCを例に取って説明します。編集したい問題プールを選択して、編集対象の問題番号をクリックして問題を表示させます。新規問題の入力は事前に問題プールと問題番号を作成しておく必要があります。


    各操作の説明
    @「Border」をチェックすると図のように本文と選択肢の表示エリアが四角で囲まれます。
    A「Answer」で問題の答えを選択します。
    B「Edit Height / Width」で本文、各選択肢の表示エリアの大きさを調整します。高さを調整するにはHeightをチェックして、高さを調整したい部分(本文や各選択肢)をクリックします。スライドバー或いは直接サイズ入力欄に数値を入力して高さを調整します。
    C「SAVE」ボタンをクリックすると編集内容が保存されます。SAVEせずに問題番号をクリックすると編集内容は保存されませんのでご注意下さい。大量に問題入力する場合等でいちいちSAVEボタンをクリックするのが面倒な時は「Auto Save」をチェックしておけば問題番号をクリックすると自動的に編集内容を保存します。
    D「Reset」ボタンをクリックすると保存前までの編集内容が破棄されます。一旦保存した修正は破棄できません。
    EEditorを終了してメインメニューに戻るには画面右上の×をクリックします。

    編集のヒント
    既存の問題を編集するには一旦本文や選択肢をワードパッドにコピー&ペーストして編集し、編集が終わったら再度コピー&ペーストでEditorに入れると楽に作業が行えます。大量に問題を入力する場合にはあらかじめワードパッド上で問題を準備してからEditorにコピー&ペーストして入力すると効率良く作業が行えます。


  5. RCの編集

    RCではパッセージと問題文及び選択肢から構成されます。RCは特殊なデータ構造になっているため、新規問題の追加はできません。ここではSCとの作業の違いについて説明します。



    その他の注意点
    RCの設問文と選択肢の表示エリア調整は高さのみが調整可能です。幅は調整できません。また、パッセージ1つで数問の設問がありますが、パッセージは設問の最初の1問目にだけ入力します。「Passage ID」と「# of Questions」はGMATKINGサポートからの指示が無い限り、変更しないで下さい。誤って変更してしまいRCが正常に表示されなくなってしまった場合は問題データをバックアップしてから最新の問題アップデートをダウンロードして、自分で編集した問題プールをインポートして下さい。


  6. Mathの数式や図表の編集

    Mathでは分数などの数式や図表など、ワードパッドでは表現できないものがあります。数式はMS-WORDの数式エディタを使って編集し、コピー&ペーストでワードパッドに貼り付けます。図表は基本的には画像としてビットマップで作成します。Windowsの「ペイント」で編集すると良いでしょう。


  7. 問題のインポート

    GMATKING Editorはユーザー同士で問題の交換ができるように問題データのインポート機能を実装しています。

    ※問題データのダウンロード手順を参照し、インポート対象の問題データを準備して下さい。以下の説明は問題データが準備されている事を前提に記述されています。



    @メインメニューで「File」ボタンをクリックしてインポート元の問題データファイルを指定します。この時点では問題プール番号のリストは表示されません。
    Aインポートしたい問題の種類を選ぶと問題プール番号のリストが表示されます。


    Bインポートしたい問題プール番号を選択し、Cの「Import」ボタンをクリックすると問題がインポートされます。


  8. 問題プールの追加

    問題プールを追加するにはEditのプルダウンメニューから「Add Pool」を選択します。図のように未使用の問題プール番号が自動的に検索されて「Pool Name」のプルダウンメニューが更新されます。Math除外版問題データをご使用の場合は問題プールの追加は選択できなくなります。問題プールの追加が必要な場合は全量版問題データをご使用下さい。


    問題プール番号を「Pool Name」から選びます。「X」になっているところはユーザーがX,Y,Zの中から任意のアルファベットを使用できますが、GMAT KINGは内部的にはこのアルファベットは使いません。次に「Number」に問題プールに属する問題数を入力して「Submit」ボタンをクリックすると問題プールが追加されます。

    追加を確認するためには右上のQuestion Poolに追加した問題プール番号がリストされているか確認します。


  9. 問題プールの削除

    問題プールを削除するには、削除したい問題プール番号をQuestion Poolのプルダウンメニューで選択してからEditのプルダウンメニューで「Delete Pool」を選択します。Submitボタンをクリックするとその問題プールは削除されます。下図では問題プール「X100」を削除しています。




  10. 問題プールへの問題の追加

    問題プールに問題を追加するには、問題を追加したい問題プール番号をQuestion Poolのプルダウンメニューで選択してからEditのプルダウンメニューで「Add Question」を選択します。追加したい問題数を「Number」に入力してからSubmitボタンをクリックするとその問題プールに指定した問題数分の問題が追加されます。問題番号の途中に問題を挿入することはできません。


  11. 問題プールからの問題の削除

    問題プールから問題を削除するには、問題を削除したい問題プール番号をQuestion Poolのプルダウンメニューで選択してからEditのプルダウンメニューで「Delete Question」を選択します。削除したい問題数を「Number」に入力してからSubmitボタンをクリックするとその問題プールに指定した問題数分の問題が最後の問題番号から順に削除されます。途中の問題番号を指定して削除することはできません。


  12. 問題データファイルの最適化

    Editorで編集を繰り返していると徐々に問題データファイル(gmatking_be.mdb)が大きくなっていきます。これを最適化してファイルサイズを小さくするにはメインメニューの「Compress」ボタンをクリックします。ファイルサイズによっては数分程度かかる場合があります。最適化完了後、Editorは自動的に終了するので継続して編集作業を行う場合はEditorを再起動して下さい。また、ディスクの空き容量は少なくとも問題データファイルの2倍以上が空いていなくてはなりません。作業前に必ず問題データファイルをバックアップしておいて下さい。