5.CATシミュレーター演習

GMATKINGのCATシミュレーターで出題されるSC, CR, RCの問題数は本試験とほぼ同数です。問題選択アルゴリズムは本試験とは異なります。


(1) CATシミュレーター演習の開始

 GMATKINGを起動後、下図のようにCAT(Verbal)をクリックしてNextアイコンをクリックします。問題は自動的に全問題プールから選択されて41問演習できます。

(2) 出題問題選択範囲の指定

演習回数や正解率を指定するには
 CAT演習を行う際、過去の演習回数で問題の選択範囲を指定することができます。例えば"=0"を指定すると過去に一度も演習していない問題が出題されます。全問演習しているのに"=0"を指定するなど出題問題が選びにくい場合はある程度条件に合致する問題を探しますが、見つからなかったら条件範囲外の問題が出題される場合もあります。あまり厳しい条件を指定するとパフォーマンスが下がります。

 演習回数と過去の演習結果での正解率を組み合わせて指定することもできます。例えば Practice Countに≠0を選び、Correct Rateに<20%を指定すると「過去に1回以上演習し、正解率が20%未満の問題」が優先して出題されます。Practice Countに=0が指定されている場合は演習回数0回なので正解率は計算できませんから、Correct Rateは無視されます。

選択肢の説明
Practice Count 意味 Correct Rate 意味
ALL 優先指定をしない ALL 優先指定をしない
≠0 演習回数1回以上の問題を優先する <20% 正解率20%未満の問題を優先する
=0 演習回数0回の問題を優先する <40% 正解率40%未満の問題を優先する
<=1 演習回数1回以下の問題を優先する <60% 正解率60%未満の問題を優先する
<=2 演習回数2回以下の問題を優先する <80% 正解率80%未満の問題を優先する
<=3 演習回数3回以下の問題を優先する


任意の問題プールからのみ出題させるには
 任意の問題プールからのみ出題させて演習したい、という場合は上図の「Custom」チェックボックスをチェックします。Customチェックボックスをチェックすると下図の画面が開きます。下図の例ではSCの出題範囲として O1101 と O1103 を指定してAddボタンで確定し、後日同じ設定を再利用するために「MyCat001」という名前で保存しています。保存された設定はLoadボタンの左のプルダウンメニューで選択してLoadボタンをクリックすれば読み込むことができます。
 SC, CR, RCの3セクションから41問のCATを行うために必要な問題数を選択しないとエラーになります。SC, CRは最低1プール、RCは最低2プールを選択する必要があります。
 問題プールの選択が完了したら「Dismiss Selection」アイコンをクリックしてCAT演習を開始します。

※問題プール範囲指定と上記の過去の演習回数・正解率指定を同時に使う事はできません。問題プール範囲指定ではレジューム機能は使えません。



(3) CATシミュレーター演習

 本試験と同じように75分間の時間表示があります。各問題ごとの時間計測も自動的に記録されます。サスペンド・アイコンをクリックすると演習を一時中断でき、後で中断したところから再開できます。途中で演習を中止するにはQuitアイコンをクリックします。中止の場合にはfig 5-1-5の画面で、それまでの演習結果を記録したい時にはYESを、破棄する時にはNOをクリックします。

 通常の演習画面との違いは時間表示を表示/非表示に切り替えられる事です。 Timeアイコンをクリックすると2つの時間表示の表示を交互に切り替えることができます。ただし、残り5分を切った時には本試験同様に残り時間表示を非表示にすることはできません。


fig 5-1-4


fig 5-1-5

(4) CATシミュレーターの演習結果の表示

 メインメニューのReview QuestionsでCATをクリックしてOutputのResultsを選択し、Nextアイコンをクリックすると下図のようなCATシミュレーター演習の結果が表示されます。ExcelやCSVのエクスポートもできます。

 CATシミュレータはSC, CR, RCの出題数がほぼ本試験と同じ比率になるように自動的に問題を選択します。例えばRCは必ず4パッセージ出題されます。本試験でいくつのRCをスキップするのか等の戦略を事前に自分の解答スピードに合わせてCATシミュレータでシミュレーションを行い、緻密な作戦を立てることが出来ます。演習後のレビュー画面で解答時間を見てRCのスキップ数を検討して下さい。代表的な戦略をいくつか列挙します。

@最後の2パッセージをスキップする
A100行越の長いパッセージが2つ目以降に出たらスキップする
B3パッセージまで読んで、最後のパッセージだけスキップする
C難解な内容のパッセージをスキップする
D設問内容がパッセージを細かく読み込まないと答えられない問題だけスキップする
E一定時間以上使ってしまう問題をスキップする

(5) CATシミュレーターの演習レビュー

 メインメニューのReview QuestionsでCATをクリックしてOutputのReview Questionsを選択し、Nextアイコンをクリックすると下図のようなCATシミュレーター演習の問題レビュー画面が表示されます。DELETEボタンを押すとCAT Poolに表示されているCATプールの演習データが削除されます。一度削除されたデータは元に戻せませんのでご注意下さい。